ねじめ温泉ネッピー館・南大隅町:TM温泉・垂水市
20:00現在、鹿児島に帰る鴨池垂水フェリーの中でこれを書いている。
今日は大隅半島で一日を過ごした。
この写真は根占港手前の交差点。
我輩も大好きなHTB番組「水曜どうでしょう」原付西日本横断の旅終盤で、
ミスターと大泉さんが山川根占フェリー出港時間にギリギリ間に合った
直前に見つけた青看板だ。
道路右のローソンも健在だが、航路会社は南海郵船から南九フェリーに変わった。
当時あの船に間に合わなかったら、彼らは佐多岬方面に左折させられていたのだろう。
港の横の根占温泉には7、8年ぶりに来た。
内湯はサラ湯塩素になっていたので、とうとうだめかと思ったが、
露天は加熱源泉で生きていた。
鉄・マグネシウム・マンガンを多量に含む強塩化物泉で、
薄黄土色の湯はヒゲ剃りあとに沁みてくる。
33℃加熱でややぬるめだが、成分が鹿児島県内でも
ひときわ濃い34830mgのパワフルな湯のため、
バリバリ温まる。強烈な塩辛さとニガさが特徴だ。
ちょっと遠いけど、鹿屋仕事の帰りにまた寄ろう。
実は10月30日から本土最南端の佐多岬有料道路が無料となったので、
さらにドライブすることにした。
佐多岬根元の大泊集落には本土最南端の大泊郵便局があり、
局のご好意で切手付き手作り絵ハガキ5枚組が250円で販売している。
おみやげに乏しい観光地だけに、これはとても素晴らしい。
佐多岬も久しぶりに来た。
無料化とともに、廃墟のレストハウスと展望台は早速解体工事にかかっていた。
観光客に優しい観光地として再生することを望む。
とても残念なことに、大泊や竹之浦、郡などの小学校は来年3月に閉校となるとのこと。
竹之浦簡易局で聞くと、竹之浦小も児童が4名だけで、辺塚はすでに休校。
来年からは佐多小にみんなバスで通うらしいが、距離があるため児童たちも大変だろう。
自然豊かで、とても良い感じの学校なのだが。
大隅だけではないが、限界集落が増えているのは厳しい現実だ。
この船に乗る前に、TM温泉にも寄った。
すでに陽は完全に落ち、風呂の前は暗い海が広がる。
アル単の熱めのつるつる湯にざぶりと浸かった。
気分の浮沈は相変わらずだが、今日は少し和らいだ。
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