スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by チェスト at

2012年09月22日

鹿児島市温泉銭湯まもなく値上げ

今夜は中村温泉に入った。
彼岸を向かえ、あすからは夜が長くなる。
秋の涼しさを感じたいが、今日は日中を通して寒かった。

そういえば、鹿児島市内の温泉銭湯が10月から30円値上がりし、
大人390円となる。
銭湯離れとか言われるが、風呂が嫌いな人は多くはないと思う。
事実、気持ちよいし、足を伸ばして入浴ができる。
少子高齢化というが、温泉の場合、高齢者の方が若者よりも
ずっと利用頻度は高いのだから、これも理由にはならない。
たぶん、銭湯を利用したことがない人が増えたのだろう。
子供のころから家にシャワーも付いた浴室があり、
他人と肌を見せ合わない入浴スタイルが定着してしまったら
わざわざ好き好んで銭湯などには行かない。
他人が入った湯を使うことにも抵抗があろう。
公衆浴場の清潔さにも問題があるかもしれぬ。
家の近くになければ、わざわざ車で出かけることもしない。
当然、所得の問題もある。鹿児島県は低所得県である。
390円といえば、弁当屋に行けば1食分となる。
105円均一ショップでは3品買ってまだ余る。
現金で払っていれば、ひと月に11700円にもなってしまう。



しかしどうだ。温泉の心地よさはメシ1食分には充当しないか?
飲み屋で生ビールを1杯飲むより、
ふやけるまで風呂に入って牛乳飲んだほうが健康的ではないか?
仕事終わりにじっくり温まって帰宅するというパターンはどうだろうか?
温泉を「日常のもの」ではなく、「特別のもの」と見なしていないか?

我輩は温泉育ちなので、人一倍に風呂への思い入れは強い。
鹿児島は全国有数の温泉県である。
温泉のない県からしてみれば、羨ましがられる県である。
地元の自然を、資源を十分堪能してほしいと願う。
客側として値上げは痛いが、経営する側が諦めてしまえば、
そこでそこの地域文化が消滅し、人間の交わりが一層疎くなることだろう。

知らない町を歩いてみて、知らない銭湯を探し当ててみる。
なかなか面白いぜ。  


Posted by ふろつんつん at 23:20Comments(0)温泉